普段購入する服の値段は人それぞれ。高くてかわいい服はもちろん、世の中には安くてかわいい服もたくさんあります。きっとお気に入りとしてクローゼットにかけている服は、値段なんて関係ないはず。大好きな服は、みるだけでも嬉しくなりますよね。
とはいえ、残念ながら服は洗濯を繰り返すと、いつか必ず傷みます。お気に入りの服をできるだけ長持ちさせたり、状態の良いままで管理したりするにはクリーニングに出すのが定番です。
しかし、クリーニングは出しに行ったり取りに行ったり手間がかかるのと、繰り返せば費用がかさむというデメリットがあります。そこでクリーニングより節約できる方法が「手洗い」です。
今回は、大切なおしゃれ着をクリーニングに出さずに長持ちさせる手洗いの基本を解説します。
おしゃれ着は手洗いかクリーニングが必須!洗濯機洗いはダメ!
おしゃれ着の管理方法はクリーニングに出すか、自宅で手洗いするか。どちらかで対応するようにしましょう。
洗濯機は服を自動で洗ってくれて楽ですが、洗うことでヨレヨレになってしまったりシワができてしまったり生地が傷んでしまったりと、おしゃれ着を管理するうえでは避けたい方法となります。
洗濯機には手洗いモードがありますが、仮に手洗いモードで洗濯しても本当の手洗いには勝てません。本当の手洗いは人の手で行う分、スイッチ1つの洗濯機より何倍も手間がかかります。そして、その代わり洗濯機以上に優しくおしゃれ着を管理することができます。
おしゃれ着を手洗いする前に確認することは何?
おしゃれ着を手洗いする際に必要なものは以下の通りです。
・おしゃれ着洗い用の洗濯洗剤
・洗うためのバケツまたはお風呂用のおけ※栓付きの洗面台なら代用も可能
※手荒れをしやすい方はゴム手袋も用意しておくと安心です。
手洗いを行う場合として、おしゃれ着洗いの他によくあるのがシミ抜きが必要な時です。シミ抜きの時の洗濯手順と比べると、おしゃれ着洗いは基本的に「清潔に保つこと」が目的の洗濯なので工程が楽です。
まずは、おしゃれ着洗い用の洗濯洗剤を用意してください。おしゃれ着洗い用の洗濯洗剤はドラッグストアやスーパーで普通に売っています。自分の好きなメーカーの製品だったり、好きな香りだったり。自分の基準、好みで選ぶようにしましょう。
おしゃれ着洗い用の洗濯洗剤の他に必要なものは洗濯するためのバケツです。バケツを持っていないなら、サイズが小さくなる分洗いづらさがありますが、普段お風呂で使用している、おけでも代用できます。
おけもないという場合は、バケツやおけを使用するよりさらに洗いづらさが出ますが、洗面台の栓をして水を溜めることで代用することもできます。
洗濯洗剤や水仕事で手が荒れる心配がある方は、ゴム手袋も用意しておくと安心です。不要な場合は素手で対応して問題ありません。
手洗いの基本的なやり方をチェック!
おしゃれ着を手洗いするために必要なものを準備したら、あとは実際に洗濯を始めるだけです。手洗いは確かに洗濯機と比べると手間がかかりますが、基本的なやり方自体はいたってシンプルです。思い立ったらすぐにできます。
まずは、バケツに40度以下のぬるま湯を溜めてください。この時、あまり溜めすぎると後で服を入れた際に溢れてしまうので、服が1着つかる程度のぬるま湯を溜めるようにしましょう。
バケツにぬるま湯を溜めたら、おしゃれ着洗い用の洗剤をバケツの中に少量垂らしてください。そして洗いたい服をバケツに入れて、おしゃれ着洗い用の洗剤入りのぬるま湯の中で優しく揉み洗いするだけです。基本的な工程は、本当にこれだけです。
服を「洗う」となると、ついついバケツの中に手を突っ込んでぬるま湯と服をぐるぐるかき混ぜたくなるかもしれませんが、おしゃれ着洗いの場合は、傷ませないことを目的としているので、手で優しく揉み洗いをしましょう。あまり力を込めすぎるよりは、優しさを重視しましょう。少しの間、服をバケツの底に押し付けるイメージで揉み洗いをすれば、手洗い完了です。
次は服を干す必要があります。バケツから服を取り出した段階では、水分を吸って重たくなっていて、水滴もぽたぽた垂れる状態です。ついつい絞ってしまいそうになるかもしれませんが、おしゃれ着を絞るのは禁止です。絞ってしまうと傷んでしまうので、水気を切る際にも押し付けるイメージで水気を外に出すようにしましょう。
おしゃれ着を干す時まで気合を抜かない!
上記まででご紹介した段階では、水気を軽くしか切れないのでびしょびしょ感が残っています。仮に外やベランダにある物干し竿のところまで持っていこうとすれば、水分が垂れて室内を汚す可能性があります。
おすすめの方法は、まずはお風呂場に置いておくことです。お風呂場に服をかけるスペースが付いている場合はそこにかけて干しても良いですし、ない場合はバスタブにかけておく形でも良いです。
このようなやり方での手洗い洗濯は、水気が抜けるまでにそこそこ時間がかかります。完全に乾くまでにはさらに時間がかかるので、できれば午前中の早いうちから対処するのがおすすめです。
おしゃれ着は、もちろんクリーニングに出したほうがきれいな状態で管理しやすいという点は否めません。しかし、手洗いでも節約しながら大切なおしゃれ着を丁寧に管理することが可能です。
手洗いの工程自体はここまでご紹介した通り簡単なので、手洗いに興味がある方はぜひ対応してみてくださいね。